久留米市は、九州一の大河「筑後川」や肥沃な大地「筑後平野」緑あふれる「耳納連山」の自然の恵みに育まれ、古来より県南の経済や文化等の中心都市として発展してまいりました。特に、「水と緑の人間都市」を標榜する久留米市にとって、市東部の耳納連山から筑後川に至る「みどりの里づくりエリア」は、自然や歴史、文化などの魅力ある資源と併せて、花や紅葉などの季節毎の観光スポットも多数点在しております。

 本市では、この豊富な資源を活用して、地域との協働により、都市と農村の交流を促進し、地域活性化及び緑花木の産業振興を図ることを目的に、平成13年度よりみどりの里づくり事業に着手いたしました。これまで、「道の駅くるめ」の開駅や「久留米つばき園」の整備、「国際ツバキ会議」や「全国椿サミット」の開催等、エリアへの集客交流を図る基盤づくりを進めてまいりました。そして、これまでの地域の皆様の取り組みが評価され、平成24年3月には、「みどりの里・耳納風景街道」として、国の「日本風景街道」に登録されました。

 さて、「久留米市世界のつばき館」は、「つばきの里」草野町に「四季を通じて世界のツバキが迎えてくれる、みどりの里情報交流施設「見る・学ぶ・楽しむ世界のつばき館」をコンセプトとして整備いたしました。

当館では、世界に広がったツバキのルーツとなる南方系の原種ツバキや珍しい世界のツバキを展示いたします。

また日本最多となる原種100 種以上集めて展示する九州初の施設です。開花期の違いを活かして一年を通して多くの皆様に楽しんでいただきたいと思っております。

また、耳納北麓の花や緑、散策等を楽しんでいただくための情報を発信し、地域の皆さんと協働して集客交流及び回遊性の向上を図ってまいります。 結びに、世界のつばき館の整備にあたりましては、草野校区まちづくり振興会の皆様の積極的な参画と協力により、事業を推進することができました。

また、関係者をはじめ多くの皆様からご尽力を賜り開館を迎えることができましたことを心より感謝申し上げます。

 

 

 

  平成26年3月                     久留米市長 楢原利則